不妊検査の内容と結果【第1回】初診:問診・採血

妊活

こんにちは、みなのです。

今回は、もしかしたら不妊なのかも、と思った私が
不妊治療専門のクリニックに行き、まず受けた検査の内容とその結果についてご紹介します!
今回は第1回目なので、初診の診察・検査の内容をお伝えします。

同じように悩んでいる方や、なんとなく検査が不安な方に参考になれば嬉しいです。

生理2日目に初診へ

まず、私が選んだクリニックはwebサイトに検査項目とタイミングが書いてあったので、
生理開始後最も早いタイミング(2~3日目)の検査に合わせて初診を受けに行きました。
クリニック選びに関しては別途まとめていますので参考にしてください。

生理2~3日目となると、始まった!と思った日の翌日かその次の日になるので、
人気のクリニックだと予約が難しいです。
私は候補の中で初診予約が要らないクリニックがあったので、
結果的にそこに行くことにしました。

まずは問診から

webサイトからダウンロードできる問診票と基礎体温表を持参し、まずは問診を受けました。
基礎体温は3周期分持参しました。

通常30日程度の周期ですが、当時直近の周期が長く49日もあります。
これを見て先生も「多嚢胞性卵巣をちょっと疑ってます」とおっしゃられましたが、
実際約7年ほど前にそう診断されたことがあります、とお伝えしました。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは、卵巣で男性ホルモンがたくさん作られてしまうせいで、排卵しにくくなる疾患で、女性の20〜30人に1人の割合でみられます。排卵されない卵胞は卵巣にとどまるため、超音波検査でみると、たくさんの卵胞(嚢胞)を認めることから多嚢胞性卵巣と呼ばれます。症状として無月経や月経不順、にきび、多毛、肥満などが出現します。排卵しないため、不妊の原因になることもあります。

島根大学医学部産婦人科 webサイトより 

時系列で簡単に説明すると、
 2013年頃:多嚢胞性卵巣の診断、お医者さんのすすめでピルを服用し始める
 2015年頃:引越しを機にピルの服用をやめる
      その後、1年に1回ぐらい生理が遅れることがあり、
      その都度婦人科で診てもらい薬で調子を戻す、ということを繰り返す
 2019年以降:周期が1か月半を超えるほどの生理不順は起こらなくなる
ということで良くなっていないかな?という淡い期待があったんですが、
ここでまたぶち当たるか。。。という気持ちでした。

まあ、とりあえずは検査だ!

たくさん採血します

生理2~3日目に行うのはホルモン基礎値の検査です。
それに加え、感染症、風疹、AMH、甲状腺ホルモンの検査のための採血も行いました。
……私も初めは全く訳が分からなかったので(笑)
帰ってからがんばって調べた内容をざっくりまとめてご説明します。

ホルモンってなに?どんな働きがあるの?

ホルモンって一口に言っても色々あってごっちゃになってしまいますよね。
まず、生理周期により変動する4つのホルモンについて、
以下のグラフ・図にメモを付け、各ホルモンが何に作用しているのかを点線で示していますので
よくわからないという方は参考にしてください。

生理2~3日目なので、排卵後の黄体から出るプロゲステロン以外の3点を検査します。
この3つ(FSH、LH、E2)と、プロラクチン(乳汁分泌ホルモン)を合わせて
ホルモン基礎値」というそうです。

プロラクチンはその名の通り授乳中に出るホルモンで、排卵前後にも高くなる傾向がありますが、
授乳中でも排卵前後でもないのに値が高いと、不妊の原因にもなりうるようです。

また、生理周期に関わらないホルモンで、以下の3つもあわせて採血をしました。

出る所名前ざっくりいうと
下垂体TSH(甲状腺刺激ホルモン)甲状腺ホルモンを調節する
甲状腺FT4(甲状腺ホルモン)体を発育させ、新陳代謝を調節する
卵巣内AMH(抗ミューラー管ホルモン)卵子がどれだけ残っているか推測できる

甲状腺ホルモンは、ざっくり体の発育といっても、
卵胞の成熟や妊娠中の経過、おなかの赤ちゃんの成長にも重要なホルモンで
不妊や流産・早産とも関連があると言われています。
甲状腺ホルモンの量が適正かどうかは常に脳がチェックし、
甲状腺刺激ホルモンで調節しているので、このTSHの値が重要だとのことでした。

AMHは発育途中の卵胞から分泌されるもので、卵子の在庫の数がわかるようなイメージです。
卵子のもととなる原紙細胞は新しく作られることがなく減っていく一方なので、
年齢の割に数が少ないとなると治療方針にも影響することになります。

風疹と妊娠ってどんな関係があるの?

風疹というと、昔予防接種受けたような気がするな~とか、
時々流行してるよね、という印象しかありませんでした。
ところが、妊娠中に風疹にかかると赤ちゃんが障害を持って生まれてくる確率が高まるのに対し、
風疹のワクチンは妊娠すると接種できません
妊娠する前にしっかり抗体を持っておくことが重要なようです。

感染症って具体的には?

HIV(エイズを発症させるウイルス)、HBV(B型肝炎ウイルス)、HCV(C型肝炎ウイルス)、梅毒の検査を受けました。
血液感染しますし、性交渉による感染、母子感染するものもあるため、
感染拡大防止のため初回で検査をすることが多いようです。

診察終了

初診はこれで終了です。
採血の感染症・風疹・AMH・甲状腺検査は自費診療のため、
しめて約2万2千円のお支払いです!

きゃー!

結果がどうなるかのドキドキもありますが
とりあえず一歩踏み出せた!という達成感のようなものが何故かありました。
一人で不安に思っていたことがやっとはっきりするぞーと思ったからかもしれません。
私の友人たちは、結婚して数年もたたないうちにほぼみんな妊娠していっているので、
クリニックの待合室には同じ悩みを持った人がいるんだな、と思うだけで
勝手にひとりじゃないと思える、というのもあるかもしれません。

次回は、私の生理周期の長さから15日後(生理開始後17日目)に受診することになり、
性交後試験(フーナーテスト)のための指示も受けました。
内容については次回の更新でまとめたいと思います!

最後まで見ていただき、ありがとうございました!

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